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ケバブについて
イスラム教徒が大半を占めるトルコでは、豚肉が食卓にのぼることはありません(イスラム教徒以外の中国系の人たちなどは別です)。
鶏肉や牛肉ももちろん使われますが、羊の肉を使った料理がメインとなることが多いでしょう。
トルコの羊肉は上質なことで知られています。
料理法は、ケバブ(焼肉)が定番ですが、煮込んだり、ひき肉ダンゴの「キョフテ」にしたり、とバラエティに富んでいます。
トルコ料理の代表とも言われるのが、「シシ・ケバブ」です。
羊のモモ肉を串刺しにして炭火で焼いたものです。
余分な油が落ちてヘルシーですし、羊肉本来の味を楽しめます。
味付けはいたってシンプル。
ブラックペッパーと塩だけというのが一般です。
「ケバブ」は、非常に種類が豊富です。
「ナスのケバブ」は、シシ・ケバブにナスを挟んだ串焼きです。
焼き鶏が鶏肉の間にネギを挟んだように、羊の肉と肉の間にナスを挟んで串にし、焼いたものです。
ナスに肉汁がじんわり染み込み、甘みを増して、これまたいけます!
「ケバブ」は地方色も豊かで、たとえば「アダナ・ケバブ」は、その名の通り、アダナ地方(地中海)が本場の、スパイシーなケバブです。
ひき肉に唐辛子を練りこんだものです。
またイスタンブール近郊で、オスマン帝国が最初に都を置いたとされる古都、ブルサを発祥とするケバブ、「イスケンデル・ケバブ」は、ラム肉を煮込んだケバブ料理です。
トマトの酸味がラム(仔羊)を柔らかくし、その臭みも消してくれます。